maoring blog

このブログはセマンティックウェブ関連の技術的なあれこれを綴ったブログです。

OWLIM-Liteのインストール&設定方法 (Linux)

ものすごくざっくりとしたRDFの説明

世の中のデータを全部意味のあるグラフにしてしまえという,プロジェクトがあるのですが(乱暴かつ語弊あり)それを実現するための1つの手段としてデータのRDF化があります。(余裕があったら,理解したことをもう少し丁寧に書きます。)正しくRDFに出来ると,同じようにグラフ化されたデータと次々と繋がることが出来,壮大な意味のあるグラフが形成されます。ただ,それらのグラフを保存したり,取り出したりするための場所が必要で,それをRDFストアと言います。幾つか代表的なものがあるようで,最近良く使われているのはOWLIMとVirtuosoのようですが,今回はOWLIMをLinuxにインストールしてみましょう。

OWLIMをLinux にインストール

Tomcat 7をインストール

  • tomcat6との共存が必要だったため,一部修正しました。(2013-07-26)
    最初のOWLIMを動かすためのコンテナとしてApache Tomcat7が必要とのことなので,ozumaさんのページを参照に入れます。もう既に入っている場合には必要ありません。Javaのバージョン1.6以上が必要とのことなので,入っていない場合には,下記のサイトを参照に入れてください。←こういうの芋づる式にインストールが必要になって(*ノωノ) イヤンってなりますが,ファイトです!
    参照:(http://homepage1.nifty.com/y-osumi/works/code/tomcat7/)
    補足:もう既に,そちらの環境にTomcat 6等が入っているかもしれません。そんな場合は,
cd /etc/init.d
ls tomcat*

等でtomcatさんを探し(そこにいるとは限らないけど,多分,起動時に起動するように設定してあるはずなので,きっといる。〜といいなぁ)そこにある,tomcat関連のスクリプトをコピーして,tomcat7用に書き換えると良いかもしれません。確かめていませんが,ozmaさん方式でもきっといけるはずです。あ,既にあなたの3次元リアル環境に,以前tomcatを入れた方がいらしたら,彼or彼女に聞くのが早いかもしれませんっ 起動スクリプトをスタートさせます。

/etc/init.d/tomcat7 start

起動時&終了時にtomcat7の起動&終了が必要なら(きっと必要)

chkconfig --add tomcat7

等で追加します。 これでhttp://インストール先URL:8080で以下の画像のようにtomcatが起動出来れば,インストールOKです(≧∇≦)/

f:id:maoring:20130725144820p:plain

ちなみに,もう既に,8080番ポートが使用済みの場合には,
tomcatをインストールしたディクトリ/conf/sever.xml上で

  <Connector port="8081" protocol="HTTP/1.1"
               connectionTimeout="20000"
               redirectPort="8443" />

等,8080から変更して,tomcatを再起動すれば,OKのようです。

OWLIM-Liteをダウンロード

この記事を今日見て,今日OWLIM-Liteインストールしたいと思っている皆さん!
残念なお知らせがあります。無理かもしれません。工エエェェ(´д`)ェェエエ工
OWLIMには,幾つかのタイプ(OWLIM-SE,OWLIM-Enterpriseなど)があって,OWLIM-Liteは無料版なのですが,事前にちょいとした審査をしているようで,申請する必要があります。ちょっとそれに時間がかかるので(どのくらいかかるのか忘れてしまったのですが,多分2日はかかっていなかったと思います。というわけで,”こちら”からご登録の上,メールの返信を気長に待って,ゲットしてください。しばらくすると,ダウンロードURLが記載されたメールが届くはずです。

tomcatのアプリにOWLIM-Liteのアプリを入れよう。

先ほどのダウンロードURLを使って任意のディレクトリ内でファイルをダウンロードします。解凍したファイル内のsesame_owlimフォルダ内にあるopenrdf-sesame.war & openrdfworkbench.warの2つのファイルをtomcatのwebappsフォルダにコピーします。 参考:Webインテリジェンス論 Linked Dataチュートリアル(インストール)

wget http:// http://download.ontotext.com/owlim/なにか/owlim-lite-5.3.6226.zip
unzip owlim-lite-5.3.6226.zip
cd owlim-lite-5.3.6226/sesame_owlim/
cp *.war /usr/local/tomcat/webapps/

一度,tomcatを止め,再度起動します。

/etc/init.d/tomcat7 stop
/etc/init.d/tomcat7 start

その後http://インストール先URL:8080/openrdf-workbench/で下の画像のように表示されれば,インストール完了です!お疲れさまでした!゚+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+.!!

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